机周りを片付けていると,家族からずいぶん前に譲り受けた某B社の耐衝撃型のポータブルハードディスクが出てきました.職場のパソコンのOSがW2Kで,なんぼなんでもそろそろ新しいマシンと入れ替えようと思っていたところなので,ちょうどデータバックアップに使えるわということでつないでみたのですが,うんともすんとも言いません.
一番目のハードルはUSBのバスパワー接続による電流不足です.これは普段から経験しているので慣れておりますわ,はい.
ところが,ACアダプタで外部から電源供給してもUSB大容量記憶装置としては認識されるのですが,ドライブレターが振られず,当然マイコンピュータ上にも現れません.こりゃ壊れとるかいなと思ったのですが,よくよく考えれば,その某B社の怪しげな(失礼)暗号化ソフトをインストールしていたことを思い出しました.
ならばということで,ネットから当該のソフト(Secure Lock Ware)をダウンロードして,インストール.で,再度接続,そうするとパスワード要求のウインドが表示されました.おお,やっぱりと喜んだのもつかの間,パスワードがわかりません.ほとんどブルートフォースアタックまがいに片っ端から打ち込んでみますが,マッチしません.こりゃいよいよ初期化かなと思って,インターネットを検索していると,どうもこのソフトはMBRを細工しているだけで,中身のデータは暗号化していないらしいことがわかってきました.同じ境遇の方がけっこういたみたいですね(合掌)
ただMBRを触るのは面倒だなぁと思いつつ検索していると,フリーの
TestDiskというMBRのトラブルのフィックスが可能なソフトがあるという記事を見つけました.まさに渡りに舟ですね.早速ネットから当該のソフトをダウンロードして,これまた
親切な解説記事を読んで,適当に英語のメッセージを読みながら作業完了.で,一度ハードディスクを抜いて,再度差し込むと見事認識されました.
暗号化(というか,まぁ単にパスワード設定ですが)までしてあるので,さぞ大切なデータが入っているんだろうと中をワクワクしながらみたら,見事に空でした.肩透かし(笑)
インターネットの情報のありがたみを再認しました.ガラクタやゴミに近い情報も多いですが,見分ける目があれば宝の山ですね.
しかし,暗号化と銘打ちながらMBRの細工だけというのと,パスワードを何度間違えてもロックすらしないのはいただけませんな >某B社さま(笑)
ちなみに暗号化ソフトは即刻アンインストールしました.
posted by A. Y. at 23:03| 大阪 ☁|
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トラブルシュート
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