Windows2000のマシンはメモリも512MBしかなく(あるいは256MBだったかも),なんぼ何でも快適に動作しているとは言い難くなってきました.
新しくWindowsマシンを買ってもよいのですが,サブマシンとして(と言うと聞こえはいいですが,要は使っていなかった…)MacBookとMacProが余ってます.有効利用してやらない手はありません.それに間もなくLionもリリースされますし.
という訳で,MacOSXでVirtual Machineを走らせて,その上にWindows XPを乗せてみようということになりました.
ここからが一苦労.長い間OSのアップをサボっていたため,我MacOSXは未だTiger.まずこいつをSnow Leopardにアップです.Leopardを飛ばしていたため,Mac Box Setを購入して,アップしてやりました.マウスジェスチャが使えたりと便利便利.もっと早くアップしておけばよかったですわ(笑)
さて,ベースのOSの整備ができたので,次はゲストOSを走らせるためのVMの選定です.FusionやParallelsなどの有料ソフトもありますが,ここはタダにこだわって(笑)OracleのVirtualBoxを使ってみることに.以前からチェックしていましたが,うだうだと作業が遅れている間に運のよいことにメジャーバージョンが4になっていました.
VirtualBoxのサイトからMacOSX用をダウンロード.
http://www.virtualbox.org/
後は指示に従って(適当に)クリッククリック(これが墓穴を掘ることに).
次はゲストOSのインストールです.XP ProのCD-ROMをMacの光学ドライブに入れてやると,きちんとVirtualBoxから認識して,XPのインストールが始まります.後は通常のインストールと同じですね.
まず最初の問題発生です.インストールはうまく終了しましたが,キーボードは日本語配列なので日本語配列を指定したのですが,英語配列として認識されてしまっています.使えねぇーと思って,Google先生に尋ねると,ネ申なお告げが(笑)
[Keyboard] 日本語 106/109 キーボード配列への設定方法
ここのXPでの修正方法を適用するとうまく日本語配列に変更できました.
その後は,修正パッチやセキュリティアップデート,SP3の適用などなど…
ここで次なる問題の発生! 仮想ディスクイメージ(VDI)は可変長タイプ(使用量によりMac上でのファイルサイズが変更される形式)を選んでいたのですが,デフォルトの10GBにしておりました.ところが既にシステムファイルだけでけっこう食いつぶしています.こりゃまずいなということで,いきなりのVDIファイルのサイズ変更です(汗
古いバージョンだと新しいVDIを希望サイズで作って,コピーツールで引越しなどの面倒な作業が必要だったようですが,4.0からはVBoxmanageコマンドのmodifyhdでサイズ変更が可能! いやいや助かりました.
VBoxmanage modifyhd--resize 20000
コンソールを立ち上げて,
ところが,ゲストOSのXPを起動してCドライブのサイズをプロパティで確認すると10GB弱のまま(汗 しくじったかと思いましたが,拡張した領域は認識されていないので,パーティションの拡張が必要でした.ここでもフリーソフトの登場です(笑)
EASEUS Partition Master Home Edition
このソフトは以前にFMVのハードディスクがお亡くなりになったときにもお世話になりました.起動してパーティションを見てみると,10GBは未割当になっているので,Cドライブを拡張してやります(単に境界をドラックしてやるだけでOKです).おぉ,無事に20GBとして認識されました.
IEEE802.11nの無線LANで接続した環境で使用していますが,Win2000のボロマシンよりもはるかにきびきびと動いてくれます.Kingsoft Officeも快適に動作してます.
後,Macで問題となるのはタッチパッドのしたのボタンが一つしかないのでWinの右ボタン操作をどうするかですが,これはMacの[システム環境設定]-[キーボードとマウス]の副ボタンの設定で2本指でタップを割り当ててやることで解決しました.
それから使い勝手を向上させてやるためには,Windows XP ProにGuest Additionsをインストールしてやるとよいです.画面サイズを自由に変更できたり,Mac上にWindowsのタスクバーが表示されてMacのソフトのようにWindowsのアプリが実行されるシームレスモードが使えたりと便利です.
順調に行ったほうですが,所々ありゃま〜と困ることもありますが,ネットを探せば何かが落ちているということで便利な時代になりました(笑)
すぐに忘れてしまうので,自分用の備忘録ということで.